フロス and 歯間ブラシの使い方!!

2021年10月08日

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前回は歯ブラシの使い方についてお話ししました。

 

歯ブラシの技術をあげた上で皆さんにお勧めしたいのがフロスや歯間ブラシです。歯ブラシによる歯磨きがままならないまま道具を増やしても続きにくいからです。

 

さて、歯ブラシだけでは磨ききれない場所とはどこでしょうか。

 

1.コンタクトポイント

歯と歯が接する場所を言います。2本の歯がぴったりくっついて生えているときや、歯並びの関係で歯がぶつかっているところです。この隙間には歯ブラシの毛先は物理的に入りません。しかしそれでも大きさ数マイクロメートルの細菌は入り込み、プラークを形成し酸を出して虫歯のもとになります。

 

ここに溜まったプラークはフロスでないと取り除くことは出来ません。

 

2.歯の根元まわり(特に裏側)

歯が隣り合ったところの根元あたりを言います。上の歯でも下の歯でも、特に裏側は根元まわりまで歯ブラシが当たりにくく、溜まったプラークが時間とともに病原性を増やし、歯周病の原因となります。

 

ここに溜まったプラークはフロスや歯間ブラシを根元まわりに沿うように当てて磨く必要があります。

 

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ただし、フロスや歯間ブラシの使い方には注意が必要です。

 

1.フロスの場合

まずフロス一つにしても色んな種類があります。ホルダータイプのものでもF字型やY字型、糸巻き型、ワックス有無(ワックス付きだとスムーズに動かしやすいです。) etc. の種類があるのでまずは自分が使いやすいものを選んでみましょう。そしてフロスを入れる際、力任せに入れてしまうと歯茎に衝撃を与え、歯茎を傷つける恐れがあります。なので入れる際は、ノコギリを引くように前後に動かしながらゆっくり入れてあげて下さい。出す時も同様です。根元まわりを磨く際は、歯茎の溝に優しく入れ込んでから、根本から先端へとフロスを動かしてあげて下さい。

 

2.歯間ブラシの場合

まず歯間ブラシには太さの種類やL字型、I型、毛のタイプのもの、ゴムのタイプのもの etc. があります。なので、フロスしか通らない狭い隙間に無理やり歯間ブラシを通すと歯茎を傷つける原因になるので自分に合ったサイズを見つけてから使って下さい。形もまずは自分が使いやすいものを選んでみましょう。根元まわりを磨く際は、ブラシの毛先が当たるようにして歯の両サイドを磨きます。

 

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使い方は分かったでしょうか?

使い始めの頃は意外と難しくて大変だと思いますが頑張って使い続けてみましょう!使い方がわからない際や、サイズ等の選択が難しい場合はこちらからアドバイスさせていただきます。

 

 

最近肌寒くなり、ハロウィンの時期が迫ってきました。

院内、ハロウィン仕様でお待ちしてます!

 

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